自分の乳首の形が他の人と異なり、へこんでいたり平べったい状態になっていることに悩んでいる方は少なくありません。
この状態は「陥没乳頭」と呼び、日本人女性の約3割で乳首がへこんでいる状態であると言われています。
見た目の問題だけではなく、不衛生な状態になることで病気のリスクが高まったり、出産後の授乳が困難になる可能性があるのできちんと治療を行いたいと考える方が増えてきています。

仮性の陥没乳頭も治療が必要?

そもそも陥没乳頭が起こる原因は、乳腺と呼ばれる器官と乳管の発育がアンバランスになることで、乳管が乳首を内側に引き込んでしまうこと起こります。
状態は人によって全く異なり、少し刺激を与えれば乳首が出る状態を仮性と呼び、刺激を与えたり吸引器を利用しても引き出すことが出来ない状態を真性と呼んでいます。

仮性の場合は吸引器などを利用することで授乳を行うことは可能なため、適切な治療を受ける必要はないとイメージしている方は多いですが、真性と同様に乳腺炎になるリスクが高くなるため治療を行う方法が推奨されています。

治療を受けることによって、常にへこんでしまっている乳首を正常な状態に戻し美容的な見た目の良さを手に入れることが出来るメリットや、将来赤ちゃんを出産した時に、専用の吸引器などを使用せずにそのままスムーズに授乳をすることが出来るようになります。
そのため出産までに治療を行うことが適切だと考えられています。

保険適用で治療を受けられる可能性がある

実際に美容外科や形成外科で手術を受けることで、陥没した状態の乳首を正しい状態に治療することが出来ます。
美容目的など見た目を整えるために治療を受ける場合は自費での治療となりますが、人によっては保険適用で治療を行うことが可能になる可能性があります。

保険適用の対象となるのは、40歳未満の女性で今後授乳の予定がある方に限られます。これは真性の陥没乳頭の場合、自分で乳首を引き出すことが困難なため、授乳を行うことができないためです。
保険適用となるかは医師の判断によるため、まずは治療を行っているクリニックを探し相談をすることをおすすめします。

クリニックによって治療方法は異なり、最近では傷跡が残りにくくダウンタイムの症状を最小限に抑えるための治療が主流となっているので、様々なクリニックを比較して自分にあっている治療方法を探すことが大切です。
仮性の場合は自宅で行うセルフケアもありますが、時間や手間がかかってしまったり、器具を装着することで色素沈着などを引き起こす可能性があるので、短時間でしっかり効果を得るためにもクリニックで治療を行うという方が増えています。

陥没乳頭の治療方法とは

一般的な美容外科などで行われている陥没乳頭形成術は、乳首の周りを3ヵ所Z型になるように切開するという方法が行われています。ただ3ヵ所も切開するため乳輪に目立つジグザグとした傷ができてしまうことや、切開の状態によっては乳管が傷ついたり切断されてしまう危険があることから、最近では傷跡を最小限に抑えて乳管の切断も防ぐことが出来る形成術を行うクリニックが増えてきています。

クリニックによって治療方法は様々ですが、その中でも人気が高いのが乳首の根本に対して2ヵ所だけ切開を行い、切開する部分も約2mmと小さく抑えて中にへこんでしまっている状態を引き出すことが可能です。
この方法なら傷跡が長く残る心配がないので安心ですし、時間の経過と共に元に戻ってしまうトラブルがありません。

バストはデリケートな部位となっているので、クリニック選びをする際には経験豊富な医師がいることや、バスト専門医がいる施設を選ぶようにしましょう。

再没してしまう可能性はある?

初めて美容外科や形成外科を利用する方などは、デリケートなバストの手術に不安を感じてしまう方も少なくありません。またせっかく手術を受けて綺麗な乳首に仕上げても、授乳ができなかったり時間と共に再没してしまうのでは?と心配になる方もいます。
クリニックで行う治療の場合、多くの施設では授乳を行うために必要な乳管には一切触れない手術を行うので、傷が残ったり授乳障害を引き起こす心配がありません。

乳首が陥没している状態が重度であれば、稀に治療後でも再没してしまうことはありますが、戻らない確立よりも戻る確立の方が圧倒的に低いので切開法で傷をつけるよりも負担の少ない治療を受けることが人気になっています。

施術中の痛みに不安を感じる方も多いですが、治療時は局所麻酔を行うので手術を行う際には痛みを感じることはありません。
術後は痛み止めを処方されるので、痛みが気になる時に飲むようにすれば苦痛を和らげることができます。

まとめ

陥没乳頭は乳首の部分がへこんでいる状態を指し、人によって仮性の場合や真性の場合など状態が異なります。
将来出産をして授乳を行う可能性がある方は、授乳をスムーズに行ったり乳腺炎のトラブルを防ぐためにもクリニックでの治療が必要です。

美容目的なら保険適用とならず、自費で治療を行う必要がありますが、40歳以下で今後授乳の予定がある人であれば保険適用で手術を受けることができます。